ブリーズアップセール最高価格はレーベンスティール半弟で2700万円 父は新種牡馬ナダル

2024年04月23日 15:56

レーベンスティール(撮影:下野雄規)

 23日、中山競馬場でJRAブリーズアップセールが行われた。同セールは日本中央競馬会(JRA)の主催による2歳調教セール。全国のサラブレッド1歳市場で購買または日高育成牧場で生産したJRA育成馬を、中央競馬馬主に売却する。昨年に引き続き、通常せり+オンラインビッドによるハイブリッド方式での開催となった。

 22日の13時から騎乗供覧、当日の9時30分に実馬展示がおこなわれ、12時から競売が開始。上場頭数は76頭で、 ルヴァンスレーヴ、ゴールドドリーム、アドマイヤマーズ、モズアスコット、ナダルなど新種牡馬の産駒も多数上場。売却頭数は76頭で、売却率は13年連続の100%となった。

 最高売却価格はトウカイライフの2022(牡、父ナダル)の2700万円(税抜き、以下同)で、木村美惠子氏が落札した。同馬は昨年のセントライト記念覇者レーベンスティールの半弟にあたる血統。父ナダルは新種牡馬で、20年のアーカンソーダービー(米G1)を制すなど4戦4勝。

 そのほか新種牡馬では、ルヴァンスレーヴ産駒のハートフルデイズの2022(牡)を本田恒雄氏が2400万円、ミスターメロディ産駒のルミノハレブタイの2022(牝)を福盛訓之氏が1950万円で落札した。ルージュクールの2022(牡、父タワーオブロンドン)や、ファービヨンドの2022(牡、父ゴールドドリーム)がともに1650万円で落札されるなど、新種牡馬産駒を中心に高値で取引された。

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