「2歳新馬」(阪神5R・芝1200m)
評判通りの末脚で突き抜けた。
キンシャサノキセキ産駒の
バシレウスライオン(牡、栗東・矢作)が、単勝1.6倍の圧倒的な1番人気に応えて2馬身差で快勝した。道中は5番手で前を見ながら落ち着いたレース運び。前を射程圏に入れて直線に向くと、坂を上がってから一気の伸び脚。マイペースで逃げた3番人気の
ミスキララ(2着)を並ぶ間もなく差し切った。勝ちタイムは1分10秒2。さらに1馬身差の3着には7番人気の
カノヤパリティが続いた。
ルメールは「後ろで
リラックスするレースで、馬にはいい勉強になった。1200mがちょうどいい」と、近親にディープインパクトを持つ血統馬のセンスを称賛する。矢作師は「父の産駒は気が悪いことが多いが、この馬はゲートから何から優等生」と将来性を高く評価した。