あいたインコースを鮮やかに抜け出したファイアクリスタル=東京競馬場
「2歳新馬」(東京4R・芝1600m)
7番人気の
ファイアクリスタル(父ネオユニヴァース、美浦・小島茂)が、混戦の牝馬限定戦を1分36秒5のタイムで快勝した。道中は好位のインで脚をため、直線ではガラッとあいた最内を鋭伸。先週から復帰した田辺の巧みなエスコートで見事に新馬勝ちを収めた。半馬身差の2着は後方から追い込んだ3番人気の
フェイズベロシティ。さらに首差の3着には、勝ち馬に連れて内から脚を伸ばした2番人気の
ライトリーチューンが続いた。なお、3番手から運んだ1番人気の
ステイインハートは最後の伸びを欠いて6着に敗れた。
田辺は「調教から雰囲気が良かった。距離はもっと持ちそうですね。今の感じで勝てるのだから上積みもありそうだ」と笑顔で初陣Vを喜んだ。次走は未定。