(1)
パワースポット=大野騎乗で福島記念を使いたかったが、賞金不足で京都の女王決定戦へ。「京都でも好走しているので。変わらず順調」と伊藤厩務員は話す。追い込み一手のタイプだけに、あとは展開次第。「府中牝馬Sは展開が向かなかったが、前崩れなら」と無欲の挑戦だ。
(2)
クイーンズリング=栗東坂路を軽く1本駆け上がる前日調整。騎乗した吉元助手は「今までで一番いい状態ですね。成長して馬の
バランスが良くなっていますし、道悪が残っても苦にならないのでは」と出来の良さに胸を張る。「チャンスはあると思います」と色気十分の様子だった。
(3)
フーラブライド=栗東坂路でラスト1Fだけ15秒8と大きめに流し、態勢を整えた。抜群の気合乗りに「今週は、これまでにないくらいに追ったからね。ここまでは考えていた通り」と木原師。「内で包まれることだけは嫌。とにかく流れに乗りたい」と昨年4着以上の結果を狙う。
(4)
リラヴァティ=栗東坂路で軽めの調整。「いい感じできています。GIになりますが、これまで大舞台は何度も経験していますからね」と桑村助手。重賞は未勝利だが、2着1回、3着3回という成績を残す。格上挑戦となるが、経験値の高さを生かして大駆けを狙っている。
(5)
タガノエトワール=栗東坂路を1本軽めに上がる微調整。「変わりなく順調。前走でマイルを使ったことがどう出るかだけど、もともと後ろから行くタイプだし、掛かる心配もない。距離は大丈夫」と松田博師。「4角過ぎまでジッとしていれば」と末脚温存からの直線勝負を描く。
(6)
リメインサイレント=厩舎周りをじっくりと運動して気持ちを整えた。「いつも通りのパターン。夏を休ませてから力をつけているし、落ち着きもある。具合はいいですね」と木村助手。「前走は稍重でも頑張ってくれたけど、早く乾いてほしいですね」と馬場の回復を願っていた。