重賞でもまれた経験を生かした。東京9R・からまつ賞(芝1400m)は2番人気の
トウショウドラフタ(美浦・萱野)が1分21秒6のタイムで差し切り勝ち。デビュー勝ちを飾った舞台で待望の2勝目を挙げた。序盤から終始後方を追走。4コーナーで大外に持ち出すと、直線では横一線の攻防のなか、他馬を鮮やかにかわし去った。1馬身半差の2着は逃げた1番人気の
ルグランフリソン、さらに首差の3着には4番人気の
フレンチイデアルが入った。
テン乗りで期待に応えた田辺は「出たなりで任せるとの指示。結構切れましたね。前々で粘る馬という印象だったが、先々につながる競馬ができました」と振り返る。萱野師は「こういう競馬ができればマイルも持つかな。オーナーと相談してからだが、朝日杯FS(12月20日・阪神、芝1600m)も視野に」と語った。