栗東CWの3頭併せで追い切られたインカンテーション(中)
馬場が銀世界へと染まりつつあるなか、
インカンテーションは栗東CWで追い切られた。7馬身ほど前を行く
キングラディウス(3歳未勝利)との差を1完歩ごとに詰めて併入したものの、最後方追走の
サクラエール(5歳オープン)には半馬身遅れの形。馬なりで6F85秒9-40秒1-13秒3とそれなりに格好をつけたが、羽月師の歯切れはイマイチだ。
「けさは馬が行く気になっていました。でも全体的にシャープさが足りず、物足りないですね」。左後肢の骨折により昨春の平安S(1着)以来、8か月ぶりの実戦。不安の芽はひとつずつ摘んできたものの、心配がないと言えばウソになる。
「昨年は成長している段階で、レースでも出遅れながら3着に来てくれました。ただ、今回(の状態)は当時の8割ぐらい。いい形でフェブラリーS(2月21日・東京、ダート1600m)につなげられれば」と慎重な姿勢を崩さない。それでもGIII3勝、昨年のフェブラリーS2着の実績は上位。ブランクの影響を吹き飛ばすようなパフォーマンスを見せたいところだ。