10日、阪神競馬場で行われたエリカ賞(2歳500万下、芝2000m)は、安藤勝己騎手騎乗の2番人気サクラメガワンダー(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が、中団追走から直線抜け出し、追い上げる3番人気タマモサポートを1.1/2馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは2分03秒4(良)。圧倒的1番人気(単勝150円)に推されたアドマイヤメインは、4コーナーで先頭に並びかけるも直線失速し、さらにクビ差の3着に敗れた。

　勝ったサクラメガワンダーは、父グラスワンダー、母サクラメガ(その父サンデーサイレンス)という血統。伯父にサクラチトセオー(95年天皇賞・秋-GI)、伯母にサクラキャンドル(95年エリザベス女王杯-GI)がいる。デビュー戦(阪神・芝1600m)はダイアモンドヘッド(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)の4着に敗れ、2戦目(新潟・芝1600m)は後方から良く追い込むも2着。前走の未勝利戦(京都・芝1800m)では一気の差し切り勝ちを収め、今回の勝利で2連勝を飾った。通算成績4戦2勝。