23日、02年ダービー卿チャレンジT(GIII)を制した
グラスワールド(牡9、美浦・鈴木勝美厩舎)が、競走馬登録を抹消、現役を引退することになった。今後は、福島県天栄ホースパークで功労馬として余生を送る予定。
グラスワールドは父Rahy、母A Chance of Storm(その父Storm Cat)という血統の米国産馬。99年1月に中山競馬場で迎えたデビュー戦(ダート1800m)は4着に敗れるも、3戦目で初勝利。その後もコンスタントに勝ち星を重ね、02年3月の武庫川S(1600万下)を勝って念願のOP入り。続く重賞初挑戦となったダービー卿チャレンジT(GIII)を制し、連勝で重賞初制覇を飾っている。京王杯ス
プリングC(GII)を2着後に臨んだ安田記念(GI)でも、勝ったアドマイヤコジーンから0.2秒差の4着と好走を見せ、マイル戦線で活躍を見せていた。03年夏以降は精彩を欠いており、今年12月のディセンバーS(OP)が現役最後のレースとなった。通算成績49戦7勝。