22日、中山競馬場で行われたアメリカJCC(GII・芝2200m)は、柴田善臣騎手騎乗の5番人気シルクフェイマス(牡7、栗東・鮫島一歩厩舎)が好スタートから先手を奪うと、直線は2番人気
フサイチアウステルの追撃をクビ差凌いで優勝した。勝ちタイムは2分13秒2(稍重)。さらに2馬身差の3着には4番人気ハイアーゲームが入った。
勝ったシルクフェイマスは、父マーベラスサンデー、母セイントセーラ(その父Caerleon)という血統。叔母に98年ローズS(GII)2着の
ビワグッドラックがいる。02年2月に阪神でデビュー(ダート1400m-4着)し、4戦目(ダート1400m)で初勝利。03年8月の日高特別(1000万下)で4勝目を挙げると、そこから04年の日経新春杯、京都記念(共にGII)まで5連勝を飾った。続く天皇賞・春(GI)では3着、宝塚記念(GI)2着、有馬記念(GI)でも3着に入るなど、04年はGI戦線で活躍を見せたが、翌05年は天皇賞・春18着、宝塚記念15着と精彩を欠いていた。その宝塚記念以来、約半年振りの出走となった前走の06年京都金杯(GIII)では、8着に敗れていた。通算成績31戦9勝(うち重賞3勝)。
鞍上の柴田善臣騎手は94年マチカネタンホイザ以来、同レース2勝目。管理する鮫島一歩調教師は初勝利。柴田善臣騎手は、今年のJRA重賞初勝利で、通算68勝目。鮫島一歩調教師は今年の初勝利で、通算3勝目となった。