アンビシャスらを破り25連勝を達成したウィンクス(写真は2017年コックスプレート優勝時、提供:Racing Photos TM)
14日、
オーストラリアの
ロイヤルランドウィック競馬場で行われたクイーンエリザベスS(G1・芝2000m・1着賞金232万豪ドル=約1.9億円)は、道中は最後方から競馬を進めたウィンクス(牝6、H.ボウマン騎手)が3コーナー付近で外から進出し、最後の直線では次元の違う末脚で全馬を差し切り優勝。25連勝を達成し、自身の持つ平地G1最多勝記録を18に更新した。
3.3/4馬身差の2着には逃げたゲーロショップ(セン7、M.ザーラ騎手)が粘り、さらにクビ差の3着には後方から追い込んだ
ハッピークラッパー(セン7、K.マカヴォイ騎手)が入った。
このレースには日本から移籍した
アンビシャス(牡6、C.ウィ
リアムズ騎手)も出走。道中は中団で競馬を進め、残り1000m付近から進出して3〜4コーナーでは先頭をうかがう場面もあったが、直線での伸びを欠いて8着に敗れた。
アンビシャスは父ディープインパクト、母カーニバルソング(その父エルコンドルパサー)という血統。日本では栗東・音無秀孝厩舎の管理馬で2016年の大阪杯優勝などの実績を残し、昨年9月23日にJRAの登録を抹消。豪州移籍2戦目の前走タンクレッドSで2着と好走し、3戦目の今回はさらなる上昇が期待されたが、残念ながらウィンクスに抗することはできなかった。