10日、北海道・苫小牧のノーザンホースパークで行われているJRHAセレクトセールで、上場番号102番・
シルクプリマドンナの2005(牡、父ダンスインザダーク)を関口房朗氏が1億2000万円で落札した。
母シルクプリマドンナ(その父ブライアンズタイム)は、00年1月のデビュー戦から2連勝を飾り、初重賞挑戦となった4歳牝馬特別・西(GII)は2着、続く桜花賞(GI)は3着に敗れたものの、1番人気に支持されたオークス(GI)を制した。その後は勝ち星を挙げられず、02年エリザベス女王杯(GI)9着を最後に現役を引退した。全弟に04年北海道2歳優駿(交流GIII)を制した
モエレアドミラルがいる。
同馬の父ダンスインザダーク(その父サンデーサイレンス)は、95年12月のデビュー戦を制すと、96年弥生賞(GII)を制しクラシックの主役の座に推されたが、皐月賞(GI)は熱発の為直前で回避し、1番人気に推された日本ダービー(GI)でも一旦は抜け出したが、フサイチコンコルドにゴール前で交わされ2着に敗れた。しかし秋初戦の京都新聞杯(GII)を快勝し、続く菊花賞(GI)で悲願のクラシック制覇を果たした。その直後に屈腱炎を発症し、通算成績8戦5勝(重賞3勝)で引退、種牡馬入りした。これまでにザッツザプレンティ、
デルタブルースで03、04年の菊花賞を連覇、04年安田記念をツルマルボーイで制するなど、3頭のGI馬を輩出している。