28日に中山競馬場で行われるホープフルS(2歳・牡牝・芝2000m)。過去10年のデータを血統・種牡馬から分析していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みはキングカメハメハ。ディープインパクトが5回、ステイゴールドが4回で続く。その他、複数回の馬券絡みがあるのはシンボリクリスエス(3回)、ロージズインメイ(2回)だが、今年産駒の出走があるのは上記5頭のうち
ヴァンドギャルドが出走するディープインパクトのみ。
キングカメハメハ産駒は3-0-3-3で、10年
ベルシャザール(4番人気1着)、11年
アドマイヤブルー(5番人気1着)など、中位人気でも活躍している。また、重賞に昇格した14年以降は3頭が出走して1-0-2-0と馬券圏内を外していない。今年、キングカメハメハ産駒の出走はないが、
ロードカナロア産駒の
サートゥルナーリア、
ベルシャザール産駒の
キングリスティアにとっては少し心強いデータとはいえるだろう。
同様に自身の産駒出走はないが、孫の代の
ジャスタウェイが人気馬
アドマイヤジャスタを送り込むハーツクライは1-0-0-5。GI昇格初年度の昨年、
タイムフライヤーが勝利している。
ディープインパクト産駒は2-2-1-8。14年
シャイニングレイ、15年
ハートレーが優勝しており、12年2着の
マイネルストラーノは10番人気での激走だった。
2頭が出走するブラックタイド産駒は0-1-0-1。14年に
コメートが8番人気2着しており、適性は高そうだ。
人気の一角
ニシノデイジーは
ハービンジャー産駒。過去にこのレースでの実績はないが、有馬記念では
ブラストワンピースが優勝。適度に時計の掛かる、同産駒向きの馬場になってきている可能性はありそうだ。