今年のNHKマイルCの焦点は、桜花賞馬
グランアレグリアとその
グランアレグリアを朝日杯FSで破った2歳チャンプ・
アドマイヤマーズの再戦。現場に出ることの少ない編集記者という立場ながら、独自の着眼点で数多くの万馬券を的中させ、関係者も一目置くデイリースポーツ・妹尾和也記者がNHKマイルCの攻略法を指南。鬼才の穴党記者が指名した、波乱の使者とは?
「NHKマイルC・馬券攻略のポイントは2つ。
1つ目は『3強(2強+1)』の優劣。
2つ目に『傾向に合った、ヒモ穴の選定』を挙げる。
桜花賞馬
グランアレグリア、2歳王者
アドマイヤマーズ、きさらぎ賞完勝の
ダノンチェイサー。有力3頭が抜けている構図に異論はなし。牡、牝クラシック組が、マイル路線組の上をいくのが当レースの基本線。15年V
クラリティスカイ(皐月賞5着)、16年
メジャーエンブレム(桜花賞4着)、17年
アエロリット(桜花賞5着)との比較でも、今年の3頭は少なくとも五分以上の能力がある。
3強のポイントは、やはり勝負どころの攻防。朝日杯FSでは
アドマイヤマーズがまくって外から圧を掛け、
グランアレグリアの戦意を沈めた経緯がある。その後、明暗が分かれた桜花賞(
グランアレグリア1着・早めスパート)、皐月賞(
アドマイヤマーズ4着・踏み遅れ)の内容も影響しそう。
アドマイヤが持ち味発揮とラ
イバルの良さを消す『二重の利』を生む、4角スパートに出る可能性は十分。
グランアレグリアが動ける外に陣取っても、
ターゲットにしてきそうだ。そうなると直後で虎視眈々、
ダノンチェイサーの存在が浮かび上がる。
波乱傾向の強いレースで、穴なら末脚勝負のタイプ。『3強並び立たず』との言葉もあり、先行有力勢が互いを過剰に意識すれば、3着に食い込む可能性はあるだろう。
近年、10番人気以下で差して馬券に絡んだ馬を挙げると、13年
マイネルホウオウ、14年
タガノブルグ、
キングズオブザサン、16年
レインボーライン、17年
リエノテソーロ。のちに天皇賞・春を制する
レインボーラインを除けば、ざっくりとした個人的イメージになるが、『やや淡泊でギアの数が多くない差し馬』という括りになる。今年のメンバーでは
ハッピーアワー、
マイネルフラップあたりがイメージと合致する。
力関係から、3強で上位2枠は埋まる公算が大きい。結論はこれからだが、本命馬からの馬連、馬単を各2点、1着固定、3着にヒモ穴を入れた3連単が、馬券的には理にかなった狙いだと考えている」
(文=妹尾和也)
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