3連勝で重賞初制覇を狙うヒュッゲの1週前追い切り(写真奥、撮影:井内利彰)
皐月賞(4月19日)と同じ中山芝2000mを舞台にして行われる京成杯(1月19日)。ここを目標に1週前追い切りを行った有力馬の情報をお届けしたい。
未勝利、エリカ賞を連勝中の
ヒュッゲ(栗東・友道康夫厩舎)はCWコースでの3頭併せ。レースでも騎乗予定の和田竜二騎手が跨っていたが、先行する
アドマイヤポラリスに追いつくまでの脚はなかなかのもの。ただ、相手も楽だったので、ゴール前ではこちらが懸命に追われて食い下がるといった形で同入か、わずかに先着してのゴール。
時計は6F82.7〜5F66.9〜4F51.6〜3F37.6〜1F11.7秒だったが、後半の
スピードは評価できる。並んでから渋太いタイプでもあり、重賞だからといって気後れするようなところはないだろう。
京都2歳S3着の
ロールオブサンダー(栗東・橋口慎介厩舎)は1回目のハローが終了した時間帯のCWコースで3頭併せ。
ベーリーオクルスが先頭、その次に
サザンブリーズという隊列で、最後方から追走した。
最後の直線は真ん中に入る予定だったが、先行した
ベーリーオクルスとの距離がかなりあり、結果的には
サザンブリーズと2頭併せ。追われてからしっかり伸びており、時計は6F82.1〜5F66.2〜4F51.3〜3F37.7〜1F12.0秒と速い数字をマークしている。
(取材・文:井内利彰)