「金盃・S2」(5日、大井)
短期免許で地方競馬に参戦しているフランスのミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕=が5日、
センチュリオン(4番人気)とのコンビで南関東重賞に初挑戦するも11着に終わった。勝ったのは2番人気の
サウンドトゥルー。中団待機から直線で抜け出し、後続に8馬身差をつけた。
“美し過ぎる女性騎手”の南関東重賞初挑戦は、ほろ苦い結果に終わった。
センチュリオンとのコンビで臨んだミシェルは11着。検量所に引き揚げると、思わず唇をかんだ。「スタートが遅いタイプだが、今回は速く出てしまった。こういうレースは予期していなかった」と悔しそうに振り返った。
シュテルングランツがハナを切り、
ワークアンドラブが2番手。
センチュリオンは3番手を追走した。2周目3角から激しく手綱を動かしてスパートをかけ、直線ではステッキを入れて励ますが、最後は馬群にのみ込まれた。
4日には高知で女性騎手対抗戦「LVR(レディスヴィクトリーラウンド)2020」に出場して第2戦を快勝。この日は四国からとんぼ返りしての騎乗だった。「フランスではよく移動しているし、日常に戻った感じ。全然疲れていません」。レースの合間には、大好きなイチゴを食べてエネルギーをチャージする。2日連続の勝利とはならなかったが、華麗な手綱さばきで場内を沸かせた。きょう6日も大井で5鞍を予定している。
28日にはサウジアラビアの騎手招待レースに参戦する。JRAの藤田菜七子も出場予定で「サウジアラビアでは大好きな菜七子さんと乗れる。早くレースに参加したい」と再戦を楽しみにしていた。