22日に阪神競馬場で行われる阪神大賞典(4歳上・GII・芝3000m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが6番。4回で1番と2番が続き、3回が3番、7番、8番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-0-2-6 複勝率40.0% 複勝回収率124%
2枠 0-2-2-6 複勝率40.0% 複勝回収率67%
3枠 1-1-1-9 複勝率25.0% 複勝回収率59%
4枠 0-1-1-10 複勝率16.7% 複勝回収率30%
5枠 0-0-1-12 複勝率7.7% 複勝回収率25%
6枠 1-4-1-10 複勝率37.5% 複勝回収率77%
7枠 2-0-2-13 複勝率23.5% 複勝回収率28%
8枠 4-2-0-14 複勝率30.0% 複勝回収率42%
【1〜3人気】
1〜3枠 3-2-3-4 複勝率66.7% 複勝回収率92%
4・5枠 出走例なし
6〜8枠 6-2-2-8 複勝率55.6% 複勝回収率69%
【4人気以下】
1〜3枠 0-1-2-17 複勝率15.0% 複勝回収率75%
4・5枠 0-1-2-22 複勝率12.0% 複勝回収率28%
6〜8枠 1-4-1-29 複勝率17.1% 複勝回収率38%
例年、極端な少頭数になりがちではあるが、今年も例に漏れず特別登録の段階で10頭立て以下になることが確定していた。
一見すると4・5枠は不振に思えるものの、そもそも1〜3人気に支持されていた馬が一頭もいなかったことを考慮しなければならない。また、1人気は「6-2-2-0」と信頼度が高く、天皇賞(春)の前哨戦として3月に施行されるようになった1987年以降でも「19-7-4-3」(着外のうち1頭は89年2位入線後に失格となったスルーオダイナ)と抜群の安定感を誇る。
なお、1枠は単・複ともにプラス収支を記録しており、昨年も
ロードヴァンドールが10人気3着と激走しているほか、12年に単勝1.1倍の
オルフェーヴルを破って大金星を挙げた
ギュスターヴクライも最内枠であった。