19日、中山競馬場で行われた80回皐月賞(3歳・牡牝・GI・芝2000m・1着賞金1億1000万円)は、道中後方でレースを進めた福永祐一騎手騎乗の1番人気
コントレイル(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、4コーナーで大外を回って追い上げ、内から抜け出しを図っていた3番人気
サリオス(牡3、美浦・堀宣行厩舎)との直線での一騎打ちを制し、これに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分0秒7(稍重)。
さらに3.1/2馬身差の3着に8番人気
ガロアクリーク(牡3、美浦・上原博之厩舎)が入った。なお、2番人気
サトノフラッグ(牡3、美浦・国枝栄厩舎)は5着に終わった。
勝った
コントレイルは、父ディープインパクト、母ロードクロサイト、その父Unbridled's Songという血統。新馬戦、東京スポーツ杯2歳S、ホープフルSに続く無敗のデビュー4連勝で、牡馬クラシックの1冠目を手にした。
鞍上の福永祐一騎手と本馬を管理する矢作芳人調教師は共に皐月賞初勝利。また、福永騎手はこの勝利によって、父である福永洋一元騎手との皐月賞父子勝利と、史上11人目の5大クラシック完全制覇を達成した。
【福永祐一騎手のコメント】
想定外のレースになりましたが、非常に強い内容で勝ってくれたと思います。ペース次第では前目の競馬も頭に入れていましたが、馬場の内側が悪いのもあってか、行き脚が付かずあまり前に進んでいかなかったので無理はしませんでした。2コーナーを回るときにはかなり後ろのポジションになってしまいましたが、馬の力を信じて乗りました。
3コーナーで外に出してからは楽な手応えで上がっていきましたし、直線は突き抜けるのではないかと思うほどでした。2着の
サリオスも3戦3勝の相当強い馬ですから、実際は簡単なレースとはいきませんでしたが、よく押し切ってくれたと思います。
この内容なら距離はもっと長くても大丈夫だと思いますので、次の日本ダービーも楽しみになりました。
<皐月賞ダイジェスト>
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