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鳴尾記念、サクラメガワンダーが復活

2006年12月09日 15:45

 9日、阪神競馬場で行われた鳴尾記念(3歳上、GIII・芝1800m)は、O.ペリエ騎手騎乗の1番人気サクラメガワンダー(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が好位3番手追走から、逃げ粘る2番人気マルカシェンクに1/2馬身差し切り優勝。勝ちタイムは1分46秒9(良)。さらに2.1/2馬身差の3着に3番人気ホッコーソレソレーが入った。

 勝ったサクラメガワンダーは、父グラスワンダー、母サクラメガ(その父サンデーサイレンス)という血統。伯父にサクラチトセオー(95年天皇賞・秋-GI)、伯母にサクラキャンドル(95年エリザベス女王杯-GI)がいる。

 昨年の11月、デビューから3戦目(京都・芝1800m)で勝ち上がると、エリカ賞(阪神・芝2000m)も勝ち3連勝でラジオたんぱ杯2歳S(GIII)を制覇。今年のクラシックでの活躍が期待されたが、皐月賞(GI)6着、日本ダービー(GI)10着と振るわず、この秋は古馬中距離路線に転向、毎日王冠(GII)9着、天皇賞・秋(GI)9着と連敗が続いていた。今回が約1年ぶりの重賞2勝目となった。通算成績11戦4勝(重賞2勝)。なお、初勝利時の騎乗もペリエ騎手で、同騎手とのコンビでは2戦2勝となった。

 鞍上のO.ペリエ騎手は2日のステイヤーズS(GII、アイポッパー)に続き、2週連続のJRA重賞勝利で、今年3勝目、通算37勝目。管理する友道康夫調教師は本馬で制したラジオたんぱ杯2歳S以来、約1年ぶり、今年初JRA重賞勝ちで、通算3勝目となった。

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