北海道スプリントCでJRA勢を破ったメイショウアイアン(撮影:田中哲実)
国のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(愛称
ウポポイ)」が白老町にオープンしたことにちなみ、今年創設された古馬による短距離重賞。HIに昇格してシーズン最終日に日程が変更となった道営ス
プリント(11月5日)に、このレースの1、2着馬に優先出走権が与えられる。第1回目となる今回は、北海道ス
プリントでJRA勢を下して優勝した
メイショウアイアンら、11頭が出走する。
◎に
メイショウアイアン。北海道ス
プリントでJRAの強豪を破るなど、10歳馬だが今が充実期とも言わんばかりの活躍が続いている。前走は盛岡の交流重賞クラスターCで5着だったが、地元勢同士の戦いとなるここは当然勝ち負けになる。
○に
ソイカウボーイ。休み明けを2連勝と勢いに乗っている。以前は1400、1600の距離も使われていたが、門別の1200mは重賞の
サッポロクラシックCで優勝しているし、休み明けの2連勝も今回と同条件。元々期待度の高かった馬だけに、ここは十分戦えるだろう。
▲に
アザワク。2走前の船橋競馬場で行われた習志野きらっとスプリントで4着と、1000m戦なら各地の
スピード馬たちと渡り合えるところ証明した。1200mの前走のエトワール賞は3着に敗れており、今回も距離がポイントとなるが、展開次第では逆転も可能。
△は3頭。
ソルサリエンテは、今回と同舞台のエトワール賞で重賞初制覇。ここも堅実な走りを見せてくれそう。その
ソルサリエンテを前走の北海道えぞまつ特別Iで破った
オールドベイリー、JRA時代はオープンでも好走していた
ブラゾンドゥリスの地力にも期待。
道営ス
プリントを目指して好メンバーが揃った
ウポポイオータムス
プリント。9月22(火)、20時40分発走。
(文:佐々木祥恵)