29日に新潟競馬場で行われる新潟2歳S(2歳・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが7番。3回で3番が続き、2回が2番、6番、8番、9番、10番、11番、13番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-2-13/16 複勝率18.8% 複勝回収率75%
2枠 1-1-2-14/18 複勝率22.2% 複勝回収率48%
3枠 1-0-0-17/18 複勝率5.6% 複勝回収率6%
4枠 0-2-2-14/18 複勝率22.2% 複勝回収率104%
5枠 2-0-1-15/18 複勝率16.7% 複勝回収率37%
6枠 2-1-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率23%
7枠 0-5-2-18/25 複勝率28.0% 複勝回収率116%
8枠 3-1-1-20/25 複勝率20.0% 複勝回収率51%
1〜2人気が5勝、1〜3人気が9勝で、残る1頭の勝ち馬も4番人気と上位人気馬が堅実。全頭買いの複勝回収率も59%と基本的に人気サイドが強い一戦だ。
1〜3番人気に絞った枠順別成績を見てみると、1枠が[1-0-0-3]、3枠が[1-0-0-2]とやや不振。人気馬は4枠から外の方が信頼度は高まる。
8番人気以下で馬券絡みした7頭の内訳は、1枠1頭、4枠3頭、7枠3頭。顕著な傾向は見られないが、やはりこちらも極端な内枠よりも中〜外枠がベターか。
直近3年で波乱を演出した18年8番人気3着の
スティルネスは7枠8番、19年8番人気3着のビッグクインバイオは4枠7番。前者は4番手、後者は2番手からの粘りこみだった。新潟2歳Sといえば、後方待機組が穴をあける印象が強いかもしれないが、近年は先行決着が増えている。中〜外枠からジワっと先行しそうなタイプに注目したい。