「東京新聞杯・G3」(6日、東京)
秋華賞2着の
ファインルージュは2日、美浦Wでの3頭併せで軽快な走り。初の年長馬が相手でも好勝負は必至だ。
抜群の切れ味は健在だ。秋華賞2着以来の復帰戦となる
ファインルージュは、美浦Wで最終追い切り。同じく東京新聞杯に登録している僚馬の
ハーメティキスト(6歳オープン)、
ダーリントンホール(5歳オープン)と3頭併せを行った。馬なりではあったが手応えの違いは歴然。前者をあっさりパスすると、懸命に食い下がる後者とは併入でフィニッシュ。6F85秒5-38秒8-11秒6を計時した。
帰厩後は左前の蹄に不安を抱えながらの調整だったが、1週前の段階では患部を気遣う様子を見せなかった。最終リハを終え、太田助手は「先週しっかりやったことで、今週は馬が自分から走ってくれた。蹄の状態も日に日に良くなっているし、順調に上向いています。動きもシャープで見た目にも重さを感じませんね」と定めた照準へ向けて、仕上げは万全。得意のマイルで強烈な末脚を発揮し、強力牡馬を蹴散らす。