競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
また
アロゲート産駒に大物が出た。1月29日の中京4Rを勝った
キュートヴィラン(牝、四位)。2番手追走から直線で抜け出すと、最後は7馬身差をつけて快勝した。今後について、師は「まだ成長を促した方がいいと思うので、いったん放牧に出します。次走についてはオーナーと相談してから決めたいと思います」とコメントした。
スピード能力は高く、1勝クラスでも即通用するだろう。
同日の東京1勝クラス(ダート1600m)で9着に敗れた
ジュタロウ(牡、河内)。1番人気に支持されていたように、(米国3冠レース出走へ向けて)ファンの期待も大きかったが、らしさを見せられないまま終わった。師は「馬込みを気にしていたようだ」と敗因を分析。いったん放牧に出して立て直すことになった。
白梅賞を勝ってオープン入りをした
カワキタレブリー(牡、杉山佳)。新馬戦を勝ったあとはずっとオープン、重賞戦線で善戦。1勝クラスのレースに初めて出走したが、一発で結果を出した。先行策から押し切った内容に、師は「松山Jも3度目でしたし、レースについては任せていましたが、好騎乗だったと思います」と鞍上を褒めたたえた。次走はアーリントンC(4月16日・阪神、芝1600m)を予定。「直線でソラを使って遊ぶ面がありましたし、まだ真剣に走り切っていないですね。伸びしろは見込めるし、もっと強くなると思います。次もいいレースをして、NHKマイルC(5月8日・東京、芝1600m)へ向かいたいと思っています」と力を込めた。
1月30日の中京で1勝クラス(ダート1200m)を勝った
フルム(牡、浜田)。師は「外々を回る形になりましたが、最後はきっちりかわしてくれました」と着差以上の強い内容を評価した。放牧を挟んで、次走は昇竜S(3月13日・中京、ダート1400m)へ。「テンにせかさなければ、距離は持つと思います」と期待を寄せた。
京都2歳Sの覇者で、現在2連勝中の
ジャスティンロック(牡、吉岡)が3日に栗東へ入厩した。次走は既に発表されている通り、弥生賞ディープインパクト記念(3月6日・中山、芝2000m)から皐月賞(4月17日・中山、芝2000m)の予定。始動戦については、主戦の松山Jがサウジアラビア国際競走(2月26日)参戦後の隔離の対象期間となることが予想されるため、川田Jに乗り代わる。
全日本2歳優駿を勝ち、無傷3連勝中の
ドライスタウト(牡、牧浦)。現在は放牧中だが、始動戦は兵庫チャンピオンシップ(5月4日・園田、ダート1870m)になるもようだ。師は「レース後に少し硬さは出ましたが、すぐに治まり、状態はすこぶる良好です。現時点では兵庫CS→ユニコーンS(6月19日・東京、ダート1600m)のプランを考えています。始動戦の約1カ月前に栗東へ入厩する予定です」と話した。(馬三郎栗東支局・塩手)