クイーンCに管理馬を登録している20人の調教師のうち、2016年以降の東京芝1600mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。クイーンCで馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は須貝尚介調教師。集計期間内に東京芝1600mで6勝を挙げ、複勝率40.0%。複勝回収率も87%と悪くないが、単勝回収率が112%とベタ買いプラスになっており、単系の馬券の方に妙味がありそうだ。6勝中4勝が重賞と上級条件で結果を出している点も心強い。
今年は
ベルクレスタが出走予定。前走の阪神JFはやや折り合いを欠いた印象だが、それでも0.6秒差の6着と踏ん張った。半姉
アドマイヤリードがヴィクトリアマイルを制した東京芝1600mの舞台で、巻き返しを期待したい。
2位は国枝栄調教師。集計期間内に東京芝1600mで22勝を挙げ、複勝率45.1%。複勝回収率133%とブランド厩舎であるにもかかわらず、馬券妙味は抜群だ。6番人気以下で10回の馬券絡みを果たしており、先週の東京新聞杯に出走した
ドナアトラエンテも9番人気の低評価ながら5着と掲示板に載る走りをみせた。
今年は
ロムネヤが出走予定。前走は出遅れが響いて5着止まりだったが、上がり最速の脚を使っていた。今の東京の馬場は向きそうなタイプで、人気薄でも軽視は禁物だ。
第1位に輝いたのは木村哲也調教師。集計期間内に東京芝1600mで24勝を挙げ、複勝率48.3%。約2回に1回は馬券に絡むという高打率で、回収率も単勝141%、複勝110%と申し分ない。先週も
ライラスターで未勝利を勝ち、
ファインルージュが東京新聞杯2着と好走を積み重ねている。このコースでは黙って買い目に加えるのが賢明だろう。
今年は
プレサージュリフトが出走予定。昨秋の新馬戦では、出遅れながらも上がり33秒3の豪脚で直線一気を決めた。直線での決め手を問われる今の馬場は大歓迎だろう。