美浦W3頭併せで追い切ったグラニット(中央)=撮影・園田高夫
「新潟2歳S・G3」(28日、新潟)
両サイドに古馬を従え、
グラニットが24日、堂々と美浦Wを駆け抜けた。2馬身前に
テトラルキア(7歳障害オープン)、後方に
オンザライン(4歳3勝クラス)という隊列でスタート。直線で2頭の間に挟まれると、そこからシュッと加速。6F86秒1-39秒4-12秒0で最先着を果たした。
手綱を取った嶋田は「最後だけ気合をつける感じでした。いつもは坂路での調教なので、走りの比較はしにくいのですが、いい背中をしています。古馬相手の調教でも動じず、いい反応でした」と合格点をつけた。
16番人気だった東京での新馬戦で3着に好走すると、2戦目の福島未勝利戦を逃げ切り勝ち。「ゲート内はチャカついていたんですが、タイミング良く出ることができた。無理せず行けたのが良かったですね」と振り返った。新潟コースは初めてとなるが、新馬、未勝利ともに異なる舞台で走っているだけに、「回りは関係ないですね。(左回りの)初戦をうまく走れているので」と意に介さない。2戦とも人気以上の着順は能力の証し。ここも人気より実を取りにいく。