2週前追い切りを消化したポタジェ(写真中、9月22日撮影:井内利彰)
宝塚記念11着後は放牧に出て、秋に備えていた
ポタジェ(栗東・友道康夫厩舎)。秋の緒戦は毎日王冠(10月9日・東京芝1800m)への出走を予定しており、今朝22日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
吉田隼人騎手が跨り、CWでの3頭併せ。その真ん中に位置して、前後の間隔はそれぞれ2馬身か3馬身くらい。
ウーリリが引っ張って、それに
ポタジェがついていき、その後ろに
ジュンライトボルトという隊列だった。
最後の直線に向くところで3頭がほぼ並ぶような形。ただ、手応えに余裕があったのは内と真ん中で最後は2頭の追い比べ。勢いは内から
ジュンライトボルトが抜け出してきそうだったが、
ポタジェもしっかりと追われて、交わされることはなく同入でのゴール。
時計は6F86.2〜5F69.9〜4F54.2〜3F38.0〜2F23.3〜1F11.7秒。数字としては速くないが、ウッドチップが踏み荒らされた時間帯の追い切り、しかも雨の影響で走りにくくなった馬場状態を考慮すれば、しっかりと負荷をかけることができたこと自体が大きな意味を持つだろう。
(取材・文:井内利彰)