10月16日の阪神4R・2歳新馬(ダート1400メートル=1頭立て)は単勝2番人気の
ダンテバローズ(牡、栗東・上村洋行厩舎、父
ドレフォン)がゴール前の接戦を制し、初勝利を挙げた。なお、交流重賞戦線で活躍した
ミラクルレジェンドを母に持ち、単勝1番人気だった
ミラクルティアラ(牝、栗東・加用正厩舎、父ヘニーヒューズ)は3着だった。勝ち時計は1分26秒4(良)。
道中は枠なりに馬群の外を好位から追走。直線なかばでは内の
ミラクルティアラ、真ん中の
ラピッドベル(牝、栗東・牧浦充徳厩舎、父
アジアエクスプレス)との叩き合いになったが、最後までしっかりと脚を伸ばし、首、首差の接戦を制した。
同馬は伯父に天皇賞馬のスズカマンボ、半姉に関東オークスなど重賞2勝の
クイーンマンボを持つ血統。騎乗した岩田望来騎手は「好スタートを切ったけど、新馬らしくモノ見していました。馬群に取りついて競馬はできましたし、4コーナーで外の馬がきたときも、しっかりと反応していた。突き放せなかったですけど、緩さが残る馬ですし、勝ち切ってくれてよかったです」と満足そうな様子。上村調教師は「体が大きくて、見るからにダートという感じ。距離もこれぐらいの方がいいと思う」と振り返っていた。今後は未定。