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リラックス(10月29日、東京5R、2歳新馬、芝1600メートル=2着)
好スタートを決めると行きたい各馬を行かせて4、5番手から。道中は流れが遅かったものの、何とか折り合いもつき、抜群の手応えのまま最後の直線へ。残り300メートル付近で外へ誘導され、満を持して追い出しを開始。先行勢を一瞬にしてのみ込み先頭に立ったが、外からメンバー最速の末脚で迫った
シャンパンカラー(戸崎圭太騎手)にかわされ、1馬身1/4差の2着。しかし3着には2馬身半差をつけており、今後に希望が見える初陣だった。
ホリー・ドイル騎手は「すごく出だしの反応が良くて、馬群に入れてもためらうことはありませんでした。最後2ハロンから素直に反応してくれましたが、最後はくたびれてしまいました。ただ、すごくいい馬ですね」と上々の感触をつかんでいた。
半兄の
ベストアクターは20年の阪急杯をV。7ハロン戦で全6勝を挙げたスペシャリストだった。本馬も今回のマイル戦は十分に守備範囲のパフォーマンスだったが、鞍上の「最後はくたびれてしまった」というコメントからも、今後1400メートルでの適性も見てみたい。(石行 佑介)