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ハッピーアズラリー(10月30日、阪神5R・2歳新馬、芝1800メートル=3着)
初戦としてはレースセンスの高さが伝わる走りだった。最内枠からの発走で終始、内ラチ沿いを追走。直線でも馬とラチの狭いゾーンをこじ開けるように脚を使い、かなり離れた外から脚を伸ばしてきた2頭には先着を許したが、しぶとく差し返すように3着争いは制した。
中間の追い切りでは「まだ幼さがあります」と冷静に分析していた鮫島克駿騎手だったが、レース後には「調教より実戦にいった方がよかったです。今日の内容は悪くなかったと思います」と評価した。叔父にダービー馬
マカヒキを持つ血統背景も確か。実戦タイプとして、地味だが注目したい存在だ。(山本 武志)