ルメールを背に馬場入りするオネスト。右はシャペ師(撮影・村上 大輔)
ジャパンCに出走する外国馬4頭は東京競馬場で調整。7月のG1パリ大賞を制した
オネストは、新コンビを組むルメールが騎乗してダートコースでキャンター。「落ち着いていて、柔らかく軽い走り。コンディションはいい」と鞍上は好感触を口にした。
前走の凱旋門賞は10着に敗れたが、大雨の影響で
タイトルホルダーなど日本馬も苦しんだ極悪馬場。シャペ師は「まるで
サツマイモ畑のようだった。
オネストがパフォーマンスを十分発揮できる状態ではなかった」と振り返る。週末にかけては大きな崩れはない予報。「良馬場であれば心配はしていない。新しい国際厩舎は素晴らしい施設で馬も喜んでいる。いい結果を残したい」と意気込んだ。
ルメール騎乗は馬主のノルマン氏のリク
エスト。同氏が所有した
ルアーブルに騎乗し09年仏ダービーを制した縁で指名された。ルメールは「第二の祖国である日本で、またコンビを組ませてもらえるのはうれしい。喜んでもらえるように乗りたい」と気合十分。シャペ師も「日本で経験を積んでいるトップジョッキーで頼もしい」と信頼する。
枠は2番に決定。師は「あまり小さい数字は良くない」と希望通りではなかったが、直近2年続けて優勝しているラッキー馬番でもある。あとはJC3勝の名手の腕に託すのみだ。