30日でムチを置いた酒井忍騎手(左)と左海誠二騎手
ともに通算2000勝超えで東京ダービージョッキーの南関東が誇る名手・左海誠二騎手(47)=船橋・岡林光=と酒井忍騎手(49)=川崎騎手会=が30日の船橋競馬で長き騎手生活にピリオドを打った。
左海誠は93年4月19日の初騎乗から通算1万5875戦2176勝。「重賞に乗れる馬にいっぱい巡り合わせてもらい、人にも恵まれた30年。運がいい人生でした。思い出の馬は特に挙げれば、やはり13年
インサイドザパーク、21年
アランバローズ。ダービーを2つも勝てた馬たちでしょうか。なかなか勝てるレースではないから騎手冥利(みょうり)に尽きますね。きょうは最後としてかみしめて乗りました」と話した。
酒井忍は91年4月6日の新潟三条競馬でデビューして、01年川崎競馬に移籍。通算成績は2万2854戦2053勝。02年には
キングセイバーで東京ダービーを制した。「素晴らしい騎手人生を送らせてもらいました。その後、多く乗せてもらえることとなったし、誰もが目指す東京ダービーを勝てた
キングセイバーが思い出の1頭。応援してくれる周りの方があって今があるので、今後は調教師となった恩返しをしていきたいですね」と振り返る。
2人は12月1日から調教師として新たなスタートを切る。