順調自体は調整だったシュネルマイスター(カメラ・高橋 由二)
◆第32回香港マイル・G1(12月11日、シャティン競馬場・芝1600メートル=良)
日本を含む3つの国と地域に拠点を置くトップマイラー9頭が出走して争われ、香港の
カリフォルニアスパングル(セン7歳、ハイシャバラル厩舎、父
スタースパングルドバナー)が、地元・香港の名手で今夏には短期免許でJRAでもプレーしたザック・
バートン騎手に導かれ、同レース3連覇の偉業を狙った
ゴールデンシックスティ(チャクイウ・ホー騎手)を首差の2着に下した。
勝ち時計は1分33秒41。
1馬身半差の3着は豪州の
ローズオブインディシーズ(ジェームズ・マク
ドナルド騎手)だった。
日本からは、
ダノンスコーピオン(6着=ウィ
リアム・ビュイック騎手)と
シュネルマイスター(9着=クリストフ・ルメール騎手)がチャレンジしたが、世界的強豪の圧倒的な実力に跳ね返された。なお、
サリオスは左前脚ハ行を理由に10日に出走取消が発表された。
クリストフ・ルメール騎手「スタートから全然進んで行かず、3〜4コーナーでも反応がありませんでした」
手塚貴久調教師(9着=
シュネルマイスター)「出負けはしましたが、その後のいきっぷりも悪かったです。体調は良かったですし、ここまで最後の直線で伸びなかったのは初めて。この時計で走れないわけはなく、原因は不可解です」