ナッジが念願の南関東初勝利「根性に助けられた」矢野貴之騎手は評価 船橋11R三里塚記念
12月20日の船橋競馬11Rで、三里塚記念(準重賞、3歳オープン)が1800メートルで9頭によって行われ、矢野貴之騎手とコンビを組んだナッジ(牡3歳、大井・佐野謙二厩舎、父
フェノーメノ)が勝利。1番人気に応えた。2着は2番人気の
ショットメーカー、3着は5番人気の
マイブレイブだった。
最内枠を生かし、スタートから3番手と前めのポジションをキープしたナッジ。途中やや手応えが怪しくなる場面もあったが、直線に入るとジリジリ前進。後方から迫った
ショットメーカーと大接戦となり。いったんは先頭を奪われたが、差し返して勝利をものにした。
「行ければ行こうと思っていた。並んでからは根性を見せてくれて、助けられた」と矢野貴。これまで、東京ダービーで5着、黒潮盃で3着と、強敵相手に善戦しながらも、なかなか勝利に届かず、「クラシック戦線では、陣営に悔しい思いをさせてしまった。今後の弾みになれば」とホッとした笑みを見せた。
佐野謙二調教師は「きょうは、ジョッキーが馬を分かっていて、うまく乗ってくれた」と鞍上の好騎乗を評価。「
フェノーメノの産駒だし、芝も良さそうだね」と、今後のビ
ジョンを組み始めていた。