◆第72回中山金杯・G3(1月5日、中山・芝2000メートル)
開業13年目の高柳瑞調教師は昨年、
スターズオンアースが桜花賞、オークスの牝馬2冠を達成するなど重賞4勝の大活躍で、21年の重賞初制覇(フラワーCの
ホウオウイクセル)から一気に躍進した。さらに期待の高まる今年、8月で48歳になる年男は「36歳の時はそんなにいいことがあったかな」と苦笑いしつつ、「去年が良かったので今年も頑張りたいです」と決意表明した。
中山金杯を狙う9歳馬
ゴールドスミスは、昨秋にリステッドのオクトーバーSでオープン初勝利。2度目の重賞挑戦だった前走の福島記念は7着も、高柳瑞師は「もう少し流れに乗れていれば、もっとやれたと思う」と分析。「以前あったハミにもたれる面がなくなって、今は体を起こして走れるようになってきた。中山は実績があるし、条件も悪くないので」と遅咲きのステイゴールド産駒に色気十分だ。充実一途の今、厩舎に3年連続の重賞制覇をもたらすか。(松井 中央)