◆第72回中山金杯・G3(1月5日、中山競馬場・芝2000メートル)
今年は最大で5キロのハンデ差がある東の金杯だが、トップハンデに注目したい。過去5年を見れば、トップハンデは2勝。19年
ウインブライト(牡5歳)、20年
トリオンフ(セン6歳)はともに58キロで勝っているように、ハンデ頭が苦戦しているレースではない。
逆にトップハンデが期待に応えられなかったレースには共通点がある。18年
マイネルミラノ(牡8歳)=57キロ、21年
カデナ(7歳)=58キロ、22年
トーセンスーリヤ(7歳)=57・5キロはいずれも明け7歳以上の高齢馬。年明けで劇的な変化があるわけではないが、成長が見込めないなかでのトップハンデは重荷にすぎないのかもしれない。
今年のトップハンデは58キロを背負う
ラーゴムと
ワンダフルタウンの2頭だが、ともに成長が見込める明け5歳馬。前者の直近5戦はダートに起用され続けているが、3歳時にはきさらぎ賞勝ちなどクラシックに駒を進めたほどのレベル。後者も近走は1年以上の長期休養から復帰したばかりだが、ダービー
トライアルの青葉賞を勝っているように実績的は申し分ない。近年の傾向からも、今年のトップハンデ馬は侮れないかもしれない。