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プチボヌール(1月14日、中山4R・3歳新馬、ダート1800メートル=3着)
母トロワボヌールは、地方のダート重賞を3勝した実績馬で、初戦から素質の片りんを見せた。前半は行き脚がつかなかったが、前半1000メートル通過1分5秒4というスローペースとあって、向こう正面でポジションを押し上げて3コーナーでは5番手まで進出。直線でも外に張られる場面がありながら、長く脚を使って3着まで食い込んでみせた。
母も管理した畠山調教師は「お母さんはダート路線でオープンまでいきましたからね。この子も手先が重たい感じはないけど、この時期の芝の新馬戦は除外が多いし、この条件も悪くなかったと思う。最後もしっかり伸びてくれたし、内容はめどの立つもの」と、まずはダートでのデビュー戦に手応えをつかんだ様子。次走は1回東京開催のマイルのダート戦などが視野に入ってきそうで、マークが必要な一頭だろう。
(坂本 達洋)