昨年は丸田騎手とのコンビでエリザベス女王杯に挑んだホウオウエミーズ(ユーザー提供:ななみさん)
小倉大賞典(4歳上・GIII・小倉芝1800m)は丸田恭介騎手に要注目だ。
丸田騎手は小倉大賞典に過去6回のチャレンジで未勝利。しかしながら、中身は非常に濃い。3回目の参戦だった13年に
ダコールで2着となると、翌14年は
ブレイズアトレイルで3着。そして4年ぶりの参戦となった18年には15番人気の
クインズミラーグロで2着に突っ込み、3連単16万3430円という高配当の主役となった。前回参戦の20年は
アウトライアーズで惜しくも5着だったが、12番人気だけに大健闘といえる。
今年のパートナーは主戦を務める
ホウオウエミーズ(牝6、美浦・池上昌和厩舎)だ。前々走の新潟牝馬Sでは西村淳也騎手とのコンビでオープン初勝利。丸田騎手とのコンビが復活した前走のエリザベス女王杯では、強豪にまじって1秒2差の7着に健闘した。今回は牡馬相手となるので楽ではないが、今の小倉の荒れた芝はプラス。仮にひと雨降れば、一気に重賞初制覇の可能性が膨らんでくる。“小倉大賞典男”丸田騎手の手綱さばきに期待したい。
【丸田騎手の小倉大賞典成績】
10年
ダンスインザモア5着(5番人気)
12年
トップゾーン8着(9番人気)
13年
ダコール2着(2番人気)
14年
ブレイズアトレイル3着(4番人気)
18年
クインズミラーグロ2着(15番人気)
20年
アウトライアーズ5着(12番人気)