過去の傾向から勝ち馬を探る「up to データ」。今週は春の中京開幕週に組まれている「金鯱賞」をピックアップ。来月2日に阪神で行われるG1大阪杯の重要
ステップレースを制するのはどの馬か?
【年齢】
現行開催時期となった17年以降、4歳が【4・2・1・11】と他世代を圧倒している。勝率、連対率、複勝率全てで世代別トップ。続くのは5歳。【1・3・3・16】で4歳と同じく7度の馬券圏内だが、率では見劣る。
【種牡馬】
ディープインパクト産駒が過去10年で最多3勝を挙げる。14年
ラストインパクト、19年
ダノンプレミアムは人気だったが、21年
ギベオンは最低10番人気で逃げ切り。開幕週で
スピード決着になりやすく、父から受け継いだ速さ、瞬発力を生かせる絶好の馬場と言える。
【脚質】
過去10年で逃げ馬が【2・2・1・5】。2頭に1頭は馬券に絡んでおり、近2年は21年
ギベオン→22年
ジャックドールと逃げ切りが続いた。17年2着
ロードヴァンドールは7番人気、18年2着
サトノノブレスが8番人気、20年3着
ダイワキャグニーも6番人気での好走。人気薄の先行馬には警戒が必要だ。
【生産者】
ノーザン
ファーム生産馬は出走数も多いが、過去10年で【4・4・3・34】の好成績。18年から昨年まで5年連続で馬券圏内を確保している。今年は
ハヤヤッコ、
フェーングロッテン、
ポタジェ、
ルビーカサブランカ、
ワンダフルタウンの5頭が該当する。
【結論】
4歳
フェーングロッテンを推したい。ハナを切った前走・中山金杯は3着に好走。父ブラックタイドはディープインパクトの全兄で、配合的にも申し分なし。中京は昨年白百合S1着など【1・1・1・1】とコース適性も高い。重賞2勝目に手が届く。 (データ班)