昨年の神戸新聞杯を制したジャスティンパレス(ユーザー提供:りぜるさん)
伝統の一戦で兄弟対決が実現だ。阪神大賞典(4歳上・GII・芝3000m)に母パレスルーマーの2頭、兄
アイアンバローズ(牡6、栗東・上村洋行厩舎)と弟
ジャスティンパレス(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)が参戦する。
2頭の半兄は13年のベルモントSを制した
パレスマリス(父
カーリン)。競馬界で“名馬の下が走らない”はよくあることだが、この2頭には当てはまらなかった。
オルフェーヴル産駒の
アイアンバローズは21年のステイヤーズS、昨年の阪神大賞典と長距離重賞で2着が2回。重賞制覇まであと一歩に迫っている。
一方、ディープインパクト産駒の
ジャスティンパレスは昨年の神戸新聞杯で重賞タイトルを手にすると、続く菊花賞でも僅差の3着。有馬記念では7着に終わったが、今年はGI制覇が期待される。
重賞での兄弟ワンツーは01年中山大障害の1着
ユウフヨウホウ、2着ゴーカイなどの例があるが、平地で達成なら異例中の異例。願わくは2頭の叩き合いが見てみたい。