直線で抜け出し、人気にこたえたキミノナハマリア(カメラ・岩崎 龍一)
3月26日の阪神9R・君子蘭賞(芝1800メートル=10頭立て、3歳1勝クラス、牝馬限定)は、1番人気の
キミノナハマリア(栗東・千田輝彦厩舎、父
ハービンジャー)が勝って、貴重な賞金加算に成功した。勝ち時計は1分47秒0。
外の馬が速く、スタート直後はポジションを下げたが、立て直して好位の外へ。前半1000メートル60秒5の落ち着いた流れでも折り合いがついていた。勝負どころで2頭ぶん外を回っていたが、手応え十分に直線に向く。残り200メートルを過ぎて逃げる
ランスオブサウンド(2着、団野大成騎手)をかわし、3馬身差で圧勝した。
テン乗りの松山弘平騎手は「途中から3番手に行く形になりましたが、リズム良く運べました。直線は追ってから突き放して、強い競馬でした。距離は延びても大丈夫ですし、乗りやすくて注文はありません。上のクラスでも頑張ってくれると思います」と期待を込めた。
千田調教師は「山元トレセンでうまく調整してくれて、帰厩して並足からきれいに歩けるようになっていました。夢が見れる強い競馬でしたね。様子を見てフ
ローラS・G2(4月23日、東京競馬場・芝2000メートル)に行きたい」とオークスを見据えた。