4月20日(木)に大井競馬場で行われるブリリアントカップ(4歳上・SIII・ダ1800m)。大井記念、帝王賞へとつながる上半期のダート王道路線を占う一戦だ。
中心は金盃で復活の兆しを見せた
ランリョウオーになりそうだが、昨年覇者の
ロードゴラッソや1800m戦5勝の距離巧者
ギガキングなど実力拮抗の好メンバーが集結。先の大舞台に向けて弾みを付けるのはどの馬か。発走予定日時は20日(木)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。
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ランリョウオー(牡5、浦和・小久保智厩舎)
2歳時には全日本2歳優駿で2着に入り、3歳時には雲取賞を勝利するなど世代をけん引。古馬になった昨年は大井記念、東京記念という南関東の春秋ビッグレースを制して一気に飛躍した。ところが、その後の2戦でよもやの敗戦を喫し休養。立て直して挑んだ金盃では上位を差し馬が占める中、逃げ粘って0.6差の6着と復調気配を見せた。久々の重賞制覇で完全復活なるか。
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ロードゴラッソ(牡8、川崎・佐々木仁厩舎)
JRA所属時には
シリウスSと名古屋大賞典を制し、他にも数多くの重賞で好走した実績を持つ。22年1月の報知オールスターCで南関東転入初戦を迎え3着。移籍4戦目のブリリアントCでは9番人気の伏兵評価を覆して久々の重賞制覇を飾った。その後は長期休養に入っていたが、復帰初戦の報知
グランプリCで3着と、8歳になっても実力は健在。連覇なるか注目だ。
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ギガキング(牡5、船橋・稲益貴弘厩舎)
1800mは10戦して6連対と得意の距離で、掲示板を外したのはJBC2歳優駿のみ。昨秋の日本テレビ盃でも0.8秒差の5着に入っており、この距離ならJRA勢を相手にしても互角の実力。チバテレ盃を快勝して挑んだ報知
グランプリCは、3番手から楽に抜け出し2馬身差で快勝した。改めて本格化を印象付ける内容で、重賞を連勝&大井で初の勝ち星を挙げたい。
そのほかにも、17年のホープフルSを制したGI馬
タイムフライヤー(牡8、大井・村上頼章厩舎)、JRA重賞3勝の実績持つ
スワーヴアラミス(牡8、大井・荒山勝徳厩舎)、JRAのOPで活躍した
デュードヴァン(牡6、大井・坂井英光厩舎)などが出走を予定している。