16日の川崎11Rスパーキングスプリントチャレンジを逃げ切ったプリモパイソンと御神本
【地方からの風】遅咲きのス
プリンター・
プリモパイソン(牡5=川崎・内田)が重賞制覇に王手をかけた。生粋の川崎育ち。2歳のデビューから24戦7勝。全勝ち星、加えて5回ある2着も全て川崎900メートルという“申し子”が16日のスパーキングス
プリントチャレンジを勝って「第3回川崎スパーキングスプリント」(6月13日)の優先出走権を手中に収めた。
レースは好スタートからダッシュ良くハナを奪うと、抜け出したところでひと息入れ、4コーナーで外から来た馬に併せて追い出していった。直線は両馬のマッチレースになったが、残り50メートルで右ステッキに合わせて、もうひと伸びすると1馬身半突き放していた。
手綱を取った御神本は「前走強いメンバーで5着しているので能力があるのは分かっていた。返し馬の手応えが良くて
ワンチャンあるな、と思ってレースにいった。スタートも決まったしうまくいった」とニヤリ。内田師は「権利を獲ったし重賞に行くつもり。馬が凄く充実してきたのは間違いない。ただ相手が一気に強くなるだけにどうか」と慎重に話したが、勝ち時計の53秒6は重賞でも十分通用するもの。勢いを味方につけての一気戴冠があっても驚けない。