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【日本ダービー】ソールオリエンス95点 皐月賞時よりも全身に張り

2023年05月23日 05:20

<日本ダービー馬体診断>ソールオリエンス

 ◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断

 2冠をもたらすのは皐月賞からの成長度だ。鈴木康弘元調教師(79)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。第90回ダービーでは皐月賞1、2着のソールオリエンスタスティエーラをトップ採点した。中でも達眼が捉えたのはオリエンスの馬体の進化。オークスで牝馬2冠を達成したリバティアイランドに続く牡馬2冠獲りに期待が高まる。

 皐月賞は“最も速い馬”が勝つ。ダービーは“最も運のいい馬”が勝つ。菊花賞は“最も強い馬”が勝つ…。こんな昭和時代の競馬格言は今のクラシックに当てはまりません。当時のダービーは30頭近い多頭数立て。アクシデントが多発しました。勝つには不利を回避する運も必要でしたが、フルゲート18頭に制限された今日はフェアなレースで力を発揮できる。運よりも3歳春の完成度や成長度が問われるようになりました。“最も成長した馬”が勝つのが令和のダービー。昨年のダービー馬体診断でも指摘しましたが、ドウデュース(優勝)は皐月賞3着時からわずか1カ月半の間に首と肩に浮き立つような筋肉をつけていました。

 今年、皐月賞から最も大きな成長カーブを描いているのは…。2冠の懸かるソールオリエンスです。1カ月半前とは見違えるほど全身に張りがあります。馬体のシンに強力なバネを仕込んだような躍動感。「随分良くなったな」と、思わず声を掛けたくなるほどの変化です。皐月賞に比べてキ甲(首と背中の間の膨らみ)も抜けてきたように映る。少年から青年への成長。大外一気に突き抜けた皐月賞以上の走りが期待できます。

 人間で言えば中肉中背。2000メートルがベストと思わせる中距離体形ですが、胸と後駆がとてもバランス良く発達しています。2400メートルも折り合いさえつけばもちます。オークスではマイラー体形のリバティアイランドが距離不安を一蹴。絶対能力の違いで牝馬2冠に輝きました。牡馬2冠に求められるのも体形を補完するプラスα。そのアルファがキ甲と馬体の張りに表れた成長力です。

 前進気勢の強い立ち姿。休み明けを1度使われて気持ちが入ってきたのでしょう。皐月賞時よりも前肢に負重をかけています。ダービーはファンの歓声をまともに浴びるスタンド前発走。気負わずにスタートできるかが最大のポイントになります。序盤を落ち着いてクリアすれば2冠が一気に近づいてくる。“最も成長した馬”が勝つのが令和のダービーです。(NHK解説者)

 ◇鈴木 康弘(すずき・やすひろ)1944年(昭19)4月19日生まれ、東京都出身の79歳。早大卒。69年、父・鈴木勝太郎厩舎で調教助手。70〜72年、英国に厩舎留学。76年に調教師免許取得、東京競馬場で開業。94〜2004年に日本調教師会会長。JRA通算795勝、重賞はダイナフェアリーユキノサンライズペインテドブラックなど27勝。19年春、厩舎関係者5人目となる旭日章を受章。

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