安田記念に出走予定のメイケイエール(撮影:下野雄規)
6月4日に東京競馬場で行われる安田記念(3歳上・GI・芝1600m)。GI馬10頭を含む豪華メンバーが揃うレースに
メイケイエール(牝5、栗東・武英智厩舎)が、池添謙一騎手とのコンビで出走を予定している。
メイケイエールは父
ミッキーアイル、母シロインジャー、母の父
ハービンジャーという血統。同牝系には
ソダシや
ママコチャなどがいる。
20年8月に小倉競馬場での2歳新馬戦でデビュー勝ちし、続く小倉2歳SとファンタジーSで重賞2連勝。同年の阪神JFでは4着となるも、21年の始動戦であるチューリップ賞では
エリザベスタワーと同着Vの接戦を演じた。
その年の桜花賞を最後に短距離路線にシフトすると、22年
シルクロードS、京王杯ス
プリングC、
セントウルSを勝利した。通算成績は15戦7勝。
同馬のマイル挑戦は21年4月の桜花賞以来。この一戦には
ソダシ、
ソングライン、
サトノレイナス、
アカイトリノムスメ、
ファインルージュ、
ヨカヨカらが出走しており、クラシックタイトルをかけてしのぎを削った。現役を退き繁殖牝馬となった馬が多い中、同世代がGIの舞台に再び揃う事は、ファンにとって喜ばしいことだろう。
約2年2カ月ぶりのマイルレースを制して、悲願のGIタイトルを手にすることができるのか。
メイケイエールに注目である。