牝馬限定の中央交流重賞「第27回スパーキングレディーカップ」が5日、川崎競馬場で行われた。4番人気の
レディバグが直線2番手から抜け出し優勝、重賞初制覇した。
昨年の2着馬だったが人気は
グランブリッジと
スピーディキックの一騎打ち。道中その2頭が後方でけん制し合う中、
ノーブルシルエットの逃げをマークするように2番手追走。余裕十分の手応えで4コーナーから直線を向くと残り200メートルで先頭に。そこからは左ステッキの連打。ゴール前、スピーディの強襲を頭差しのぎきったところがゴールだった。
「ずっとコンビを組んでいて何とかタイトルを…と思っていたので本当にうれしい。行きっぷりが良く先行したレースができたので状態も良かったのだろう。兄・忍が調教師として開業したばかりの川崎で重賞を勝てて良かった」と酒井学も破顔一笑。北出師も「夏場に調子を上げるタイプ。賞金の心配もなくなったし、次は佐賀のサマーチャンピオン(8月31日)になるかな」と重賞連覇に照準を合わせた。2強を破って勢いに乗ったこの馬の次走が楽しみになってきた。
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レディバグ 父
ホッコータルマエ 母フェバリットガール(母の父ダンスインザダーク) 牝5歳 栗東・北出成人厩舎 馬主・
ゴールドアップ・カンパニー 生産者・北海道新ひだか町の
ゴールドアップカンパニー 戦績22戦5勝(南関東5戦1勝) 総獲得賞金1億5045万1000円。