競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週は高野厩舎が2歳戦2勝の活躍。23日の野路菊Sは
ヴェロキラプトル(牡)が中団追走から直線で外へ持ち出すと、逃げた
メイショウゴーフル(牝、高橋亮)をきっちりかわしてV。デビュー2連勝を決めた。新種牡馬
スワーヴリチャード産駒は早くも15勝目。仕上がりが早く成長力もありそうで、来春のクラシック戦線をにぎわせてくれそうだ。今後は放牧に出して成長を促し、次走は未定。
24日の阪神新馬戦(芝2000m)は
ショウナンラプンタ(牡)が2馬身半差でV。中団追走からずっと外々を回る形だったが、いい脚を長く使える持ち味を生かして押し切った。師も「いい勝ち方をしてくれました。今後が楽しみです」と称賛した。レース後は放牧へ。次走は未定。
高野厩舎は次週の京都1週目にも有力新馬3頭がスタンバイ。
ジャンタルマンタル(牡、父
パレスマリス、母インディアマントゥアナ)は10月8日の京都芝1800mを鮫島駿Jで予定。師は「芝でもダートでも走れそうな感じです。ゲートからの反応も良く、動きにメリハリがあって、初戦から動ける仕上がりです」と感触は上々だ。
G12勝馬
ショウナンパンドラの異父弟
オールナット(牡、父
サトノダイヤモンド、母キューティゴールド)は10月9日の京都芝2000mを北村友Jで予定。師は「胴長ですが、それを感じさせない反応の良さ。鞍上もケイコにまたがっていい感触をつかんでくれています。体形や血統背景からも長めの距離が合っていそう。初戦から楽しみです」とVを意識していた。
モアザンワンス(牝、父マジェスティックウォリアー、母フォーエバーモア)は10月8日の東京ダート1600mに西村淳Jで予定。師は「母が芝の重賞を勝っているし、芝でもいけそうな柔らかい走りをしていますが、父系の血統を考えて、初戦はダートを使います。しっかりとした動きで態勢は整っています」と好仕上がりをアピールした。
23日の阪神新馬戦(牝馬限定・ダート1400m)を逃げ切った
クリノファンタジア(牝、石橋)は、なでしこ賞(10月22日・京都、ダート1400m)へ向かう。鞍上は角田河J。24日の阪神未勝利戦(芝1600m)を勝った
ナムラエイハブ(牡、長谷川)はデイリー杯2歳S(11月11日・京都、芝1600m)を予定。16日の阪神未勝利戦(芝1800m)を逃げ切った
ナムラフッカー(牡、村山)は紫菊賞(10月14日・京都、芝1800m)へ。(馬サブロー栗東支局・塩手)