「菊花賞・G1」(22日、京都)
今のところ、現2歳世代のPOG指名馬は散々なことになっているが、前年度は
マイノリティー派の自分らしい、血統のシブさを兼ね備えたいい選択ができた。その中でも、当時の新種牡馬
グレーターロンドン産駒の
ロンドンプランを指名したことで、かなりのシェアポイントを獲得したことは自画自賛したい。
さて本題へ。今年の菊花賞には同産駒の
ナイトインロンドンが参戦する。小倉2歳Sを制した
ロンドンプランとは対局とも言える距離に挑むが、02年にはニホンピロウイナーの子・メガスターダムが3着に健闘し、15年には母父サクラバクシンオーの
キタサンブラックが勝利して血統派をざわつかせた。決して
スピード系種牡馬が通用しない舞台ではない。
そして何より、オールドファンを熱くさせるのが、母父メジロマックイーンの存在だ。名門の血を後世に伝える名ステイヤーは、母父として菊花賞馬
オルフェーヴル&
ゴールドシップを輩出。牝系も激シブで、4代母クリヒデは当時(62年)芝3200メートルだった天皇賞・秋を制した名牝。このファミリーから中長距離で活躍する
ディープボンドが出ている点も心強い。深みのある母系の持久力を発揮し、可能性あふれる父の名を高めてほしい。