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【日経新春杯】ハーツコンチェルト “脱”最強1勝馬へ!大きなストライドで臨戦態勢

2024年01月11日 05:28

併せで追い切るアーバンシック(左)とハーツコンチェルト(撮影・村上 大輔)

 “最強の1勝馬”なんて呼ばせない。「第71回日経新春杯」(14日、京都)の追い切りが10日、美浦、栗東トレセンで行われ、ダービー3着馬ハーツコンチェルトが大人の走りで臨戦態勢を整えた。収得賞金1500万円、準オープンからの格上挑戦で2勝目を挙げる構えだ。

 “平成最強の1勝馬”と呼ばれたのはエタリオウ。勝ち鞍は未勝利戦だけだったが、鼻差に泣いた18年菊花賞などG1、G2合わせて2着4回。獲得賞金1億9570万円(本賞金)は平成にデビューした1勝馬の最高額となった。一方、05年ダービー3着シックスセンスや08年皐月賞2着のタケミカヅチも3歳時に最強の1勝馬とささやかれたが、4歳になって重賞で2勝目を挙げた。ダービー3着のハーツコンチェルトは“令和最強の1勝馬”となるのか、それとも、古馬になって1勝馬を卒業するのか。そのヒントが追い切りに見え隠れしている。

 デビュー2連勝中のアーバンシック(京成杯)との併せ馬。2馬身後方を進んだこの育ち盛りの明け3歳馬に直線入り口であっさりかわされた。半馬身、1馬身…と差が広がる。だが、強めに仕掛けられると、ハミを取って外から盛り返した。父ハーツクライ譲りの大きなストライドを繰り出して併入。「休養明けでも体調は凄くいい。体の切れが抜群です。ただ、気になるのは…」。武井師は首をかしげながらこう続けた。「落ち着き過ぎているんです。抜かれてから“行け”と指示を出せば行けるんですが、自分からギアを上げようとはしない。ダービーの頃は調教でも自分から動いて行ったんです」。

 闘争心が戻らないのか、それとも…。レースでも調教でもムキになって自分勝手にハミをかみしめることを若馬の無分別という。古馬になってそんな青臭さが抜け、調教とレースの違いが理解できる大人の分別を身に付けたのだろうか。ともあれ、“最強の1勝馬”の気性には大きな変化が生じている。

 「菊花賞(6着)は勝負どころで他馬に乗りかけられてブレーキをかける不利。まともなら3着はあったとジョッキー(松山)も言っていました。ハンデは思っていたより1キロ重いが、能力的には十分チャンスです」と武井師。格上挑戦でもハンデ55キロが課された。ハンデキャッパーも評価する“最強の1勝馬”。その呼称に別れを告げる時だ。

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