13、14日の中山、京都、小倉を舞台に3歳新馬戦が計8レース行われ、土曜京都4R(ダート1800m)では
ジャスティファイ産駒の
ダノンケイツーが先行策から逃げ馬にきっちり伸び勝ってV。乾燥してタフな砂質でマークした上がり3F36秒6は特筆できる。また、日曜京都3R(ダート1400m)で勝ち上がった
ディスタントスカイも注目株。まだ道中の進みなどに戸惑いはあったが、先々は上級クラスで活躍できそうだ。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
ダノンケイツー(牡、父
ジャスティファイ、栗東・寺島)
土曜京都4R・ダート1800m、岩田望「ゲートが良く、しまいもよく走れていました。言うことないですね」(レース評価B、将来性★★★★)
ディスタントスカイ(牡、父
アンクルモー、栗東・角田)
日曜京都3R・ダート1400m、武豊「返し馬から周りを気にしていたし、序盤は進んで行かなかったけど、それでも勝ってくれた。能力はかなりある」(C、★★★★)
ヒラボクミニー(牝、父
ミッキーアイル、美浦・,村田)
土曜中山5R・芝1600m、勝浦「出遅れたけど、前がゴチャついていたからかえって良かった。ポジションを取れてスムーズに運べたし、あとは馬の力。最後はよく差してくれました」(B、★★★)
ブリスフル(牡、父
エスポワールシチー、美浦・武市)
土曜中山4R・ダート1800m、原「返し馬で良く感じたので行けたら行こうと思いましたが、気性的に先がありそうだったので、控えて行きました。逃げ馬の後ろでうまく追走できましたし、砂をかぶっても問題なくて、センスを感じさせる内容でした。マイルもこなせそうですが、スタミナがありますし、センスを生かす意味でも1800mがいいかもしれません」(C、★★★)
ジョーローリット(牝、父
ダノンレジェンド、栗東・中竹)
日曜中山3R・ダート1200m牝馬限定、岩田康「素直な馬です。物見をするところはありましたが、ゲートをスッと出たし、力通りの競馬でした。距離はもう少しあっても大丈夫そうです」(C、★★★)
クレイヴィンオナー(牡、父ヘニーヒューズ、美浦・嘉藤)
日曜中山4R・ダート1800m、横山和「まだ体に余裕はありますが、しっかり調教をやってきたことが大きいです。3角でうまく内に潜り込めたし、最後もいい脚でした。まだ良くなると思いますよ」(C、★★★)
ミエスペランサ(牝、父
リアルスティール、栗東・池江)
日曜京都5R・芝1600m、西村淳「いい感じでした。初戦としては合格点ですね。今後が楽しみです」(C、★★★)
インテグレイト(牡、父
キタサンブラック、栗東・四位)
日曜小倉5R・芝2000m、藤岡佑「時間をかけてじっくりと乗り込んできた調教過程が、競馬につながったと思います。チップでは動けなかったんですが、芝に行ってセンスを見せてくれました。3角で接触があったんですが、ひるまずに走ってくれました。まだ伸びしろはありますね」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)