ダート競走格付け委員会は18日、07年のダート
グレード競走最優秀馬に
ヴァーミリアン(牡5、栗東・石坂正厩舎)を選定したと発表した。※年齢は昨年度のもの。
ヴァーミリアンは、父エルコンドルパサー、母がJRA1勝の
スカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)という血統。同厩の半兄に05年東海S(GII)など重賞3勝の
サカラート(牡8、父アフリート)がいる。
昨年は川崎記念(交流GI)を6馬身差で圧勝してGI初制覇を飾ると、続くドバイワールドC(首G1)ではインヴァソール
Invasorの4着。帰国後は7か月ぶりの実戦となったJBCクラシック(交流GI)、ジャパンCダート(GI)、東京大賞典(交流GI)と3連勝を飾り、8日に発表されたJRA賞でも最優秀ダートホースに輝いている。通算成績21戦10勝(うち地方6戦6勝、海外1戦0勝、重賞8勝)。
【石坂正調教師のコメント】
「昨年は国内で4戦4勝という強い内容でしたし、それを認めてもらって、素晴らしい賞をいただき大変ありがたく思います」
ダート
グレード競走最優秀馬は97年のダート競走の
グレード制発足を機に、中央競馬・地方競馬の所属にとらわれることなく全日本規模で優れたダート適性馬を顕彰するために設けられた表彰で、1年間のダート
グレード競走を通じ最も優秀な成績を収めた馬が選定される。過去の受賞馬は以下の通り。
◆歴代ダート
グレード競走最優秀馬
97年 トーヨーシアトル(JRA)※特別表彰:
ホクトベガ(JRA)
98年 アブクマポーロ(船橋)
99年 メイセイオペラ(岩手)
00年 ウイングアロー(JRA)
01年 クロフネ(JRA)
02年 ゴールドアリュール(JRA)
03年 アドマイヤドン(JRA)
04年 アドマイヤドン(JRA)
05年
カネヒキリ(JRA)
06年
ブルーコンコルド(JRA)
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。