上位人気がどうなるか予想もつかない大混戦の高松宮記念。昨年12番人気Vの
ファストフォースに◎のV
チューバー・樫桜華(かしおか)エクア=年齢非公表=が「ズバッと全頭評価」で、出走全馬について臨戦、調教、血統から多角的に
ジャッジ。今年も上位人気想定の馬には辛めの評価だ。
1枠1番
ビッグシーザー 千二へのこだわりは現役最高。以前よりためが利く。生涯一の買いごろオッズになる。
1枠2番
マッドクール 速い時計も問題なく好位先行が戦法の堅実派。中京好相性だが切れ勝負だと分が悪い。
2枠3番
ナムラクレア 変わらず強くこの路線の最上位。その上でG1【0123】の5歳牝馬をどうするか。
2枠4番
モズメイメイ 葵Sを鋭発スタートで勝ったが、古馬との対戦で壁に当たった。現状はスランプ気味。
3枠5番
トウシンマカオ 重賞3勝で堅実な好位での運び。大崩れなさそうな一方、G1における決定力が課題。
3枠6番
ルガル 配合の字面は中距離もミエスク4×4が
スピードの源泉。鞍上がG1初戴冠に好気合。
4枠7番
テイエムスパーダ 開幕馬場の逃げで重賞2勝と好走条件が明確。楽に行かせてもらえる相手ではなくて。
4枠8番
ソーダスリング 平成10年代後半はこうした短縮馬がよく来た。現代高松宮はもっと持続
スピード寄り。
5枠9番
シャンパンカラー 初ダートでG1は無理があった。芝戻りで短縮だと一気に流れが速くなり置かれそう。
5枠10番
ビクターザウィナー 前走7番人気の伏兵でG1初制覇。逃げて展開に恵まれたが、相手は相当に強かった。
6枠11番
メイケイエール とがった気性だった以前の方が迫力はあった。元々全力駆けタイプで速い流れを希望。
6枠12番
ロータスランド 7歳の牝馬という点が懸念されて人気が落ちそう。ただ近走内容からは衰えを感じず。
7枠13番
ウインカーネリアン 速い同型がいてハナは厳しい。好位で最後まで脚を残せるか、個人的にはやや懐疑的。
7枠14番
ママコチャ 全姉
ソダシと共通するここ一番での勝負強さ。このレースやや差し優勢なのがどうか。
7枠15番
ディヴィーナ 脚力はあるものの使いどころが難しいタイプ。小柄な牝馬は不利をこうむりやすくて。
8枠16番
ウインマーベル 中団からさばく器用さが持ち味も、千二で古馬の重量負担だともうワンパンチ感ある。
8枠17番
マテンロウオリオン どこかで一発ありそうなムードを漂わせつつ圏外続き。むしろ延長時に1票投じたい。
8枠18番
シュバルツカイザー 近走はゲートが不安定。かみ合えば…と思わせる資質はあるが、後方だと走りも淡泊。